技能実習全盛で訪日就労どうなる?
日本の新たな外国人労働市場
CIATE(二宮正人理事長)のコラボラドーレス会議は日本のブラジル人コミュニティ動向を知る上で貴重な情報源です。今年も3日にブラジル日本文化福祉協会の貴賓室で「日本の新たな外国人労働市場~展望と課題~」をテーマに開催され、ネットでもライブ中継され、100人以上が参加しました。
在留外国人状況
今年6月現在、在留外国人数は約358万8956人で前年末比で約18万人増加しています。その中で在日ブラジル人は21万2325人で5番目に位置しています。4世ビザを取得して日本に滞在する日系人はわずか128人で、その内訳はブラジル人が106人を占めています。
技能実習生と労働市場
リーマンショック後、在日外国人が解雇される中、中国・フィリピン・ベトナムなどのアジアの若い労働者が技能実習生として訪日する傾向が続いています。出入国在留管理庁の発表によると、在日ブラジル人は昨年末より485人増加し、永住者が11万6014人、定住者(3世向け)が7万2023人、日本人の配偶者等(2世向け)が1万5693人で全体の14万人が労働者です。