日本保守党・百田尚樹代表が最低限の目標達した
日本保守党の初めての国政議席獲得
政治団体「日本保守党」は29日、27日の衆院選で初の国政議席を得るとともに国が定めた政党要件を満たす見通しであることを受け、東京都千代田区で会見に臨み、百田尚樹代表は「国政政党として、政治のスタートラインに立てた」と意気込みを語った。
議席獲得と今後の方針
今衆院選で日本保守党は小選挙区の愛知1区で元職の河村たかし前名古屋市長、比例東海ブロックで新人の竹上裕子元愛知県議、比例近畿で新人の島田洋一・福井県立大名誉教授が当選し3議席を獲得。政党要件を満たした。
百田氏は「政党になるという最低限の目標を達成した。大きな一歩であるが、大満足ではない」と強調。今後の活動について、有本香事務総長は「全国に広がっての党勢拡大が柱」と話し、各地に政党支部を作る方針を明らかにした。
他党との連携について
自民、公明両党が過半数割れした政局に関して、百田氏は「自民の政治を見過ごせないという日本保守党の設立趣旨に反する」として連携を否定しつつ、「自民の全部に反対ではない。国益になるものは賛成する」と是々非々の姿勢を示した。
立憲民主党などとの連携については「数字上は政権交代が可能だが、全ての野党の連立の可能性は相当低い」とし、特別国会の首相指名選挙が決選投票に進んだ場合、白票を投じる可能性を示唆した。