新宿西口地下の広い書店で大島弓子の漫画を買った話
澤部渡さんの大島弓子作品への愛
ディープな音楽ファンであり、さまざまなカルチャーに愛情を注ぐ澤部渡さんによるカルチャーエッセイ連載第11回。今回は、母の影響で高校時代に出会い、衝撃を受けた大島弓子作品について綴る。
新宿の本屋探し
新宿のルミネでスカートのリハーサルを終えた澤部渡さん。本屋に寄ろうとしたが、閉店していた悲しい出来事に遭遇する。しかし、改めて調べると新宿西口のコクーンタワーの地下にブックファーストがあることを知り、漫画探しの旅に出る。
大島弓子作品への魅力
夜の新宿を彷徨い、ブックファーストに辿り着いた澤部渡さん。広大な本屋で大島弓子の漫画を手に取り、その世界に浸る喜びを再び感じる。母の影響で彼女の作品に触れ、その奥深さに魅了され、世代によって異なる作品の魅力に気づいていく。
作品への没入と発見
1976年までの大島弓子作品に惹かれる母と、1978年ごろまでの作品に心を奪われた澤部渡さん。作品が簡単ではなく、読者を挑戦し、魅了する。作品が変化していないのに、自分に向けられた作品ではなくなったような感覚に迫られ、新たな発見を得る。