第51回【プロレス大賞】を振り返る
女子プロレス大賞に輝くSareee
今年で51回目を迎えた「東京スポーツ新聞社制定2024プロレス大賞supported byにしたんクリニック」女子プロレス大賞は、「マリーゴールド」ワールド王座&「シードリング」ビヨンドザシーシングル2冠王者のSareee(28)が初受賞した。
5年前に同大賞を争い敗れた岩谷麻優もノミネートされたが、1次投票で19票中13票の過半数を獲得。選考委員からは「どこの団体に出てもすごくいい試合をして活躍していた」と賛辞の声が寄せられた。受賞のあいさつのため東京・江東区の東京スポーツ新聞社を訪れたSareeeは「プロレスラーになった時からずっとこの賞を目指してきたので、夢がかなって本当にうれしい。今まで生きてきた中で一番幸せです」と目に涙を浮かべた。
活動の集大成
今年は3度自主興行を開催し、4月には岩谷の保持するIWGP女子王座に挑戦。激闘の末に惜しくも敗れたが、大きなインパクトを残した。5月に旗揚げしたマリーゴールドにも参戦し、7月にはジュリアを下し初代ワールド王座を戴冠。各団体に引っ張りだこだった1年を「去年米国(WWE)から帰ってきて、自分の信じるプロレスが合ってるのか悩む時もあったけど、自分の戦いを貫き通してきてよかった」と振り返った。
これからへの展望
もちろん、ここがゴールだとは思っていない。「来年はプロレス界を底上げしていきたい。それが今年の女子プロ大賞を取った人の役割だと思っているので。私に任せてほしいです」。太陽神がマット界をけん引する。