ドイツが駐イラン大使召還、ドイツ系イラン人の死刑執行受け
ドイツ外務省の反応
ドイツ外務省は29日、イランによるドイツ系イラン人ジャムシード・シャルマッドさんの死刑執行を受けて、駐イラン大使を召還し、イランの駐ドイツ臨時代理大使を呼び出して抗議したと発表した。
「われわれはイラン政府の行動に最も強力に抗議し、さらなる措置を取る権利を留保する」と発表。
イランの立場
イラン国営メディアは28日、テロ攻撃の実行犯として有罪判決を受けていたシャルマッドさんの死刑が執行されたと報じた。
イランのアラグチ外相は「イランではいかなるテロリストも免罪されない。たとえドイツが支援していたとしてもだ」と主張した。
シャルマッドさんの背景
シャルマッドさんが「モスクへのテロ攻撃を指揮し、14人の罪のない人々を殺害した」と主張された。彼は米国の居住権も持っており、イランのイスラム法に基づき2023年に死刑判決を受けたとされる。