ラシン・サンタンデールの復活とラ・リーガ昇格データ
ラシン・サンタンデールの軌跡
ラシン・サンタンデールが、セグンダ(2部)で独走態勢に入りつつある。カンタブリアの古豪が復活の兆しを見せている。1929年に創設されたラ・リーガの“オリジナル10”のひとつであるラシン・サンタンデールは、これまでにキケ・セティエン氏やMFセルヒオ・カナレス(モンテレイ)、MFパブロ・トーレ(バルセロナ)らを輩出。
昇格への道
昨シーズンは、最終節で昇格プレーオフ圏内から転落したものの、ホセ・アルベルト・ロペス監督が志向するスペクタクルなスタイルで、7位フィニッシュを果たした。今シーズンもFWイニゴ・ビセンテとFWアンドレス・マルティンの両サイドアタッカーを中心に躍進し、首位に立つ。
データから見る昇格可能性
スペインメディア『Relevo』が伝えるところによると、過去に第12節終了時点で勝ち点29以上を獲得したチームは全てラ・リーガ昇格している。ラシン・サンタンデールもこの条件を満たしており、最古参クラブとして復活を遂げる可能性が高いとされている。
ただし、シーズンの3分の1すら消化していない状況もあり、12月には上位対決も控えている。それでも、ラシン・サンタンデールの復活は、スペインフットボール界における歴史的な瞬間となる可能性がある。