石破自民惨敗…2009年以来の与党過半数割れ確実 辞任否定、自公以外の野党と連立模索
自民党の歴史的な惨敗
第50回衆院選は27日に投票、即日開票され、自民党は政権交代を許した2009年以来の惨敗を喫した。自民党、公明党の与党は、裏金問題による非公認前職を除く公認での過半数割れが確実。
石破茂首相(67)は同日にテレビ各局の番組に出演。責任を取って首相を辞任することを否定し、これまでの自民・公明に加えて他の野党も連立に加える可能性を示唆した。
候補者支給問題と外交政策
石破氏は、大敗の原因については「政治とカネの問題について全くご理解をいただけていないということが一番大きかった」と分析。非公認候補へも党が2000万円を支給していたことには「法的に全く問題ない。
与党過半数割れが確実となったことで、石破首相の求心力低下は必至。首相は政権の維持を図り、物価高対応を含む2024年度補正予算を早期に成立させたい考えだ。
裏金関連の課題と党内不満
衆院選では裏金事件に関係した旧安倍派や旧二階派の計15人を非公認とした。派閥裏金事件で関係議員らが非公認とされた旧安倍派を中心に、党内に首相への不満が募っている。
首相は11月7日の特別国会召集を検討。首相指名を受け、第2次内閣を発足させる構えだ。