政府、与党が副大臣と政務官人事について
裏金議員の起用方針
政府、与党は12日、第2次石破内閣の副大臣、政務官人事を固めた。派閥裏金事件で政治資金収支報告書に不記載があった自民党の裏金議員は起用しない。自民から総務副大臣に阿達雅志参院議員を、外務政務官に生稲晃子参院議員を充てる方針が関係者により明らかにされた。13日の閣議で決定する。
首相の判断
石破茂首相は、衆院選で「みそぎ」が済んだとして裏金議員を要職に起用すれば世論の反発を招きかねないと判断したもようだ。政治資金規正法の年内再改正を目指す中で、野党の反発を回避する狙いもありそうだ。
各ポジションへの任命
法務副大臣には高村正大氏を、外務副大臣には宮路拓馬氏をそれぞれ充てることが決定された。また、財務副大臣には斎藤洋明氏が再任される見通しとなっている。