トランプ氏、駐イスラエル大使にハッカビー氏 ヨルダン川西岸入植を擁護
トランプ次期米大統領、ハッカビー氏を駐イスラエル大使に任命
米大統領選挙で当選したばかりのトランプ氏が、マイク・ハッカビー元アーカンソー州知事を駐イスラエル大使に指名したと発表しました。トランプ氏は声明の中で、「マイクは長年にわたる偉大な公僕であり、知事であり、信仰の指導者でもあります。彼はイスラエルとイスラエル国民を愛し、イスラエル国民も同様に彼を愛しています。中東に和平をもたらすために積極的に取り組むでしょう。」と述べました。
ハッカビー氏の信念とイスラエル支持
ハッカビー氏は自身のキャリアを通じてイスラエルを強く擁護しており、ヨルダン川西岸地区におけるイスラエルの立場も支持しています。イスラエルのネタニヤフ首相は長年、米国の福音派キリスト教徒との関係強化に取り組んできました。ハッカビー氏の駐イスラエル大使任命は、このような努力の賜物と言えるでしょう。
ハッカビー氏の立場と主張
ハッカビー氏はヨルダン川西岸へのイスラエルの入植を積極的に支持しており、2017年にはエルサレム東郊にあるイスラエル最大の入植地で定礎式を行いました。以前の取材で「入植」という表現を避け、ユダヤ・サマリア地区という聖書に基づいた表現を用い、「ヨルダン川西岸地区などというものは存在しない。ユダヤ・サマリア地区だ。入植地も存在しない。これはコミュニティーであり、地域であり、街だ。占領などというものは存在しない。」と述べたこともあります。