マイナ保険証を使えない・使いたくない場合の代替手段
マイナ保険証が使えない・使いたくない場合の対処法
現行保険証が使えなくなった後は、原則としてマイナ保険証で保険診療を受けることになります。 ただし、諸事情からマイナ保険証を使えない方や、使用を望まない方もいるでしょう。そのような方でも、加入する医療保険者が交付する「資格確認書」を提示すれば、マイナ保険証なしで保険診療を受けられます。
マイナ保険証のメリット
次は、1年間私が実際にマイナ保険証を使用した経験から、利用者として感じたメリットを紹介します。
医療費の削減効果
医療機関の受付でマイナ保険証を提示すると、従来の保険証利用時と比べて**40円**(3割負担の場合**12円**)医療費が安くなります。
適切な薬の処方
過去1か月~5年間の処方薬情報がマイナ保険証に記録され、本人のマイナポータルや各医療機関で確認できます。
高額医療費の即時対応
従来は、限度額適用認定証がないと一時的に高額な医療費を全額支払う必要がありました。しかし、今はマイナ保険証を提示すれば、自己負担上限額を超える金額を請求されません。
マイナ保険証のデメリット
利用者が実感したマイナ保険証のデメリットもお伝えします。
認証手続きの煩雑さ
現行保険証は月1回の提示でよかったのに対し、マイナ保険証は受診のたびに認証が必要です。
顔認証システムの課題
カードリーダーの不具合等で顔認証ができないことがよくあります。
紛失時の対応
紛失した場合、セキュリティ上の懸念に加え、再発行手続きのための役所訪問や、再発行までの待機時間など、様々な負担が生じます。
マイナ保険証の注意点
利用者が実感したマイナ保険証の重要な注意点をご紹介します。
セキュリティ対策
カード面に記載された個人情報の悪用を防ぐため、紛失防止の徹底は必須です。
有効期限の管理
マイナ保険証(電子証明書)の有効期限は**5年**、マイナンバーカード本体の有効期限は**10年**です。
パスワード管理
パスワードの入力ミスを繰り返すと無効となり、役所での更新手続きが必要になります。
以上の注意点を念頭に置いてマイナ保険証を使用すれば、紛失等のトラブルを最小限にできるでしょう。