「亡くなった被爆者を忘れてはいけない」とノーベル平和賞授賞式:日本被団協が代表団派遣へ
ノーベル平和賞授賞式に代表団派遣
ノーベル平和賞に選ばれた日本被団協は、12月にノルウェーで開催される授賞式に、被爆者ら31人の代表団を派遣することを発表しました。
ノーベル賞委員会は10月に、核兵器廃絶を訴え続けてきた日本被団協に今年の平和賞を授与することを発表しました。授賞式は12月10日にノルウェーのオスロで行われます。
代表団の構成と参加者
日本被団協は授賞式に出席する代表団のメンバーを公表しました。代表委員として、広島県被団協の箕牧智之理事長(82)をはじめ、日本被団協の役員を務める被爆者が全国から参加します。
今回の代表団には、運動を共に行ってきた団体も加わり、2017年に平和賞を受賞したICAN(アイキャン)の国際運営委員・川崎哲さんなども参加し、総勢31人となりました。
授賞式の内容
授賞式では、証書とメダルを受け取った後、長崎で被爆した田中熙巳代表委員(92)が約20分の講演を行う予定です。日本被団協は「我々だけでなく、亡くなった被爆者を忘れてはいけない」と述べています。
渡航費用とクラウドファンディング
渡航費用に関して、日本被団協は今後、クラウドファンディングを活用することを計画しています。