米国のUSスチール買収問題に関する最新情報
バイデン大統領の買収阻止方針
日本製鉄による米鉄鋼大手USスチールの買収計画について、米ブルームバーグ通信は10日、バイデン大統領が買収を阻止する方針だと報じました。バイデン氏は正式に買収拒否を決定する予定とのことです。
買収阻止で訴訟の可能性
買収阻止の判断が下された場合、日鉄とUSスチール双方が、判断を不服として訴訟を起こす可能性があると報じられています。
安全保障上の懸念とCFIUSの審査
買収計画に安全保障上の懸念がないかを審査するCFIUSが、具体的にどのような審査結果をまとめるかは不明だという関係者の話も伝えられています。
バイデン氏の最終決定
CFIUSが審査結果をまとめて大統領に報告後、買収の是非をバイデン氏が最終判断します。バイデン氏は承認しない意向であるとされています。
トランプ大統領の反対姿勢
トランプ次期大統領も自身のSNSで「大統領として阻止する」と表明し、米国の製造業を支えてきた鉄鋼大手が外国企業に買収されることに反対しています。
11月の大統領選では、共和党のトランプ氏や民主党のハリス副大統領も買収に慎重な姿勢を示し、USスチールの買収問題が政治問題化していました。