男子フリー:フィギュアスケートGPファイナルにおける日本選手の活躍
鍵山優真選手の成績と心境
12月7日、フランス・グルノーブルで行われた「フィギュアスケート・GPファイナル」において、男子フリーが行われました。ショートプログラム2位の鍵山優真選手(オリエンタルバイオ・中京大)はフリーで188.29点を獲得し、合計281.78点で2位に入りました。優勝者であるイリア・マリニン選手(アメリカ)の292.12点には及びませんでしたが、自己最高順位の2位となり、自身の成績に納得している様子を見せました。
鍵山選手は、「今回の点数や結果は自分自身が納得できるような結果だった。ショートもフリーもミスがあったのですごく悔しいですけど、でもメダルを取れたことは素直にうれしいですし。優勝も狙ってた部分もあるのでそこは悔しいです」と述べ、率直な気持ちを語りました。
また、王者であるマリニン選手との距離を感じた試合でもありました。鍵山選手は、「イリア選手との距離感を図りたいと言いましたけど、まだまだ程遠いなと感じている。次は(2025年3月の)世界選手権に出られたら、それまでしっかりと常日頃の練習からイリア選手を意識しながらハードなトレーニングを積んでいきたいです」と今後の目標を語りました。
次なる挑戦:全日本選手権へ
帰国後、鍵山選手はすぐに控える全日本選手権への挑戦に備えます。新たな課題にも取り組むこととし、「ジャンプの安定感もですけど、ジャンプ以外のステップやスピンでもレベルが全然取れなかった。しっかり練習してトレーニングを積んでいきたい。練習から120パーセントでやっていきたい」と意気込みを述べました。
また、SP4位の佐藤駿選手(エームサービス・明大)は270.82点を獲得し、3位に入りました。